【ケガ】肘の骨折が疑われる時の施術例【尺骨骨折】

皆さんこんにちは。院長の只野です。

本日は接骨院本来の役割、柔道整復師の腕の見せ所である骨折の疑いがある患者さんへの施術例をご紹介したいと思います。

接骨院は名前通り【骨を接ぐ(つぐ、接続する)】ことができる院です。

接骨院や整骨院は増えていますが、骨を接いだ経験が無いスタッフしか働いていない接骨院や整骨院が存在しているもの事実です。

私は骨折や脱臼が多発するスキー場のゲレンデ接骨院で院長として勤務しており、都内の整形外科でも骨折手術後のリハビリをたくさん経験してきましたので骨折の患者さんはドンと来い!です。

そもそも尺骨骨折とは?

肘から手首までの骨を尺骨と言い、この骨のどこかが折れると【尺骨骨折】という怪我になります。

赤線部分が尺骨です

骨折には骨がポッキリと折れる完全骨折と、骨はつながっているけれどバキッとヒビが入る不全骨折があります。

今回は肘に近い部分のケガなので腕の曲げ伸ばしが不自由になる症状が出ていたこともあり、おそらく完全骨折だろうと疑いを持っていました。

そうなると骨同士がくっつくまで5~6週間、筋力や関節の動きが戻ってくるまでさらに数週間かかります。(およそ2か月といったところでしょうか)

患者さんの中には

『骨がくっついて痛みがなくなれば終わりでしょ?』

『そんなにかかるの!?わざと長くリハビリさせてお金取ろうとしてない?』

と思う方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。

骨がくっつけば終わりではなく、

・腫れや内出血といった皮膚の状態
・肘の曲げ伸ばし
・力の入り具合 etc・・・

こういった機能が回復するまでリハビリを行う事が重要です。

ここを患者さんの自己判断で中断してしまうと後遺症が残ったりして日常生活が不便になってしまいますので注意してください!

Case12:肘の骨折(尺骨骨折)の疑い

70代女性、歩行者道路を歩行中にバランスを崩し、肘から地面に突くような形で転倒して受傷。受傷後少し家で休んでいたがどんどん腫れてきたので当院にご来院されました。

・受傷直後からどんどん腫れが大きくなってきた
・少しなら曲げれるが、ちょっとでも伸ばそうとすると激痛が走る
・肘を触ると激痛、指で押すと骨の感触がなくズブズブ沈む場所がある
・「手も指も動くし感覚もある。大丈夫だと思うよ?」との事

下にある写真が来院時に撮らせていただいた写真です。

肘の周囲だけ不自然に腫れています
ボコッと肘が腫れていますね。たんこぶのようです。

この腫れ方と痛がり方、絶対骨折を疑わないといけません。

ご本人は『大丈夫だと思うよ?』と仰っておりましたが、受傷直後はアドレナリンがでて痛みが感じられないことがあるのです。

レントゲンを撮って骨折があるかどうか診断してもらわないといけません。固定して腕を吊る、といった応急処置をして整形外科宛の紹介状を作成し、すぐに提携している病院へ行って頂きました。

翌日診断書を持ってご来院頂いたのですが、手術治療が必要な肘の骨折との診断がつきました。

右肘の骨折でした。誤診でなくて良かった。

数日後手術→3日ほど入院→その後当院でリハビリ開始という流れになり、今は頑張ってリハビリにご来院頂いております。

さいごに

この患者さんは当院で別患部の施術を受けていらっしゃったのですぐご来院できました。

『急だったのに見てくれてありがとう。先生に言われなかったら病院行くつもりなかったから、もっと酷くなってたかも』

と感謝の言葉をいただけました。

しかし、『病院いくべき?だとしたらどうすればいいの?』というように行動の仕方がわからないという方もいらっしゃるかもしれません。

そんな時は是非当院にご連絡ください。病院への紹介状が必要なのか、当院で対処できる状態なのかを聞かせて頂いたうえでアドバイスさせていただきます。

お問い合わせは無料です。痛いけど我慢しているのは初期治療が遅れる最悪のパターンです。もし骨折があれば一刻も早い処置が必要になりますのでお気軽にご相談くださいね!

ただのサポート接骨院