【ケガ】腰部打撲への施術例【エデマテーピング】

こんにちは。院長の只野です。

『そのアザどうしたの!?』

皆さんも一度は人に言われたことがあるのではないでしょうか。いつ作ったか記憶にない、内出血による痣(アザ)。以外と治らずに長引くことが多いですよね。

見た目も痛々しいし、何より人に聞かれたときに説明するのが面倒です。

今回はそんな内出血を早く引かせるために貼る【エデマテープ】をご紹介させていただきます!

放っておいても良い事はないので、内出血は早く治しちゃいましょう!

そもそもエデマとは?

エデマとは【浮腫】いわゆる【むくみ】を英語にした表現です。

細胞と細胞の間にある水分が何らかの理由で増え、それが体外に排出されない状態のことを言います。

心臓、腎臓、肝臓などの病気が原因でむくみがおきる場合もあるのですが、ほとんどは病気が原因でない事が多いです。

内出血状態では水分とは血液のこと。血管外にでて皮膚の細胞間に溜まった血液はリンパ管へ入り体外へ出るのですが、吸収には時間がかかります。

その吸収時間をなるべく短く、そして血液が細胞間で固まらないために貼るのがエデマテープというわけです。

Case13:腰部打撲への施術例

60代男性、お風呂場でバランスを崩し浴槽の縁とカランに腰をぶつけて受傷。2日後に当院へ来院。

・肋骨や腰椎を痛めたような症状はなし
・ぶつけた所は押されると痛い
・体を捻じったり横に倒すと若干痛い
・内出血は広がっているがほとんどの場所は押されても痛みなし

初診時は内出血が広範囲となっていたので派手に転倒したのかと思いましたが、お話を聞いてみるとそこまで派手な転倒ではなかったとの事。

さらによくよく話を聞いていくと「そんなに痛くなかったからお風呂に入ってゆっくり休んでいた」ということが判明しました。

ケガの程度以上に内出血が広がった原因がわかりました。

おそらく【長時間の入浴による血流増加】だと思われます。

ケガをした際にはアイシングが重要な処置になります。ケガした部位を冷やすことで出血を最小限にとどめ、周辺への広がりを抑える事でケガの治りを早くすることができるからです。

今回はその部分がうまくできなかったことで内出血の範囲が広がり、打撲部位以外にも運動時の突っ張りがでてしまっているのでしょう。

内出血も、赤→紫→黄と時間が経過するとともに色も変わっていきます。大事なのは赤や紫のうちになるべく早く内出血を消すことです。

黄色の状態になると内出血の痕が固くなってしまい、自然と吸収されるのにかなりの時間が必要となってしまうからです。

黄色の内出血が残ってしまうと

・曲げ伸ばしすると違和感がある
・寒くなると痛む
・押すと痛む

こういった後遺症が残ってしまいます。そうならない為にエデマテープの出番です!

エデマテープの使用例

関節や筋肉をサポートするときとは違い、テープに張力は一切加えません。

エデマテープ後 3日経過

テープを剥がした後に貼っていた部位の内出血が小さく薄くなっているのがわかるでしょうか

このあと角度を変えてエデマテープを張り替えて約2週間

綺麗に内出血を引かせることが出来ました。

さいごに

エデマテープいかがだったでしょうか?

この患者さんも普段は筋肉のサポート目的でテーピングを貼る施術をしていますが、今回のように内出血を早く取りのぞく貼り方を体感して

『凄いねこれ、こんなのあるんだね』

とびっくりされていました。

テーピングひとつとっても様々な使い方ができます。いろいろな状態に合わせてテーピングの施術を提供させていただきますので、気になる方はお気軽にご相談してくださいね!

ただのサポート接骨院