みなさんこんにちは。院長の只野です。
ニュースでも話題になっているマイナンバーカードを保険証として利用する仕組み【マイナ保険証】
このマイナ保険証は接骨院でも使えるの?という質問を患者さんからいただきましたので、同じように疑問に思っている方に向けて簡単に解説していこうと思います。
接骨院や整骨院で使えるのか?
令和5年7月現在、結論からお伝えすると使用できません。
令和6年の秋から紙の保険証は廃止となり、マイナ保険証一本化となることが決まっています。予定では令和6年4月からマイナ保険証が利用できるように調整中といった状況です。
マイナンバーカードで受診できるのは、カードリーダーが設置されている医療機関や薬局に限られます。
カードリーダーを導入していない医療機関や薬局のほか、訪問看護ステーション、整骨院、接骨院、鍼灸院、あんま・マッサージ施術所では、これまでどおり健康保険証の提示が必要になります。
参照:横浜市HP https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/koseki-zei-hoken/kokuho/hokensho/202103.html
なぜ使えないのか?
「接骨・整骨院業界が仲間外れにされているから!」
「この業界はする価値が無いと判断されたから!」
そういったことは一切ありません。
上にもありますが、接骨院や整骨院にはマイナ保険証の情報を読み取るカードリーダーが設置されていないからです。
すでに病院や歯医者さん、調剤薬局などの医療機関にはカードリーダーが優先的に設置されておりマイナ保険証の利用が可能になっています。使ったことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
マイナ保険証を使わないと窓口料金が値上がりする!?
令和5年4月からは今まで通りの保険証を使った場合(マイナ保険証を使わない場合)は医療費が6円値上げされるように変わりました。
1回では大きな金額ではありませんが通院のたびに6円増しになるので、たとえ6円でも積もれば大きな金額になってきます。
接骨院ではマイナ保険証が使えないから強制的に値上げされていないの?と心配になるかと思いますが、接骨院、整骨院では今現在値上げの対象とはなっておりません。
さいごにまとめ
①接骨院・整骨院ではマイナ保険証は利用できない(令和5年7月現在)
②令和6年秋のマイナ保険証一本化までには利用可能(予定では令和6年4月から)
③マイナ保険証を使わないと発生する医療費値上げ(3割負担の場合6円)は関係なし
色々と不具合もあり話題となっているマイナ保険証ですが、世の中が慣れてきて上手に使えるようになれば便利だと思います。接骨院にはしばらくの間、従来通りの保険証をお持ちの上ご来院ください。