【ランナー膝】ランナー必見!腸脛靭帯炎への施術やストレッチのご紹介

皆さんこんにちは。院長の只野です。

12月になり大きなマラソン大会が目白押しです!

当院では走ることを趣味とするランニング愛好家さんにたくさんご来院頂いております。

私もランニングを愛する市民ランナーのひとりで10月に横浜マラソンを走りました。年明けにもマラソン大会へ参加エントリーしています。

そんな市民ランナーのケガで1.2を争う高頻度で発症してしまうのがランナー膝のひとつ【腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)】です

腸脛靭帯炎とは?簡単解説

腸脛靭帯は太ももの付け根から膝まで伸びている筋肉で、歩いたり走ったりする際に上半身や足がぶれないよう支える役割があります。

この腸脛靭帯は筋の特性上すぐ固まりやすく、固まったまま使いすぎると痛みがでます。その状態を腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)といいます。

青色部分がお尻の筋肉~腸脛靭帯です
別アングルのお尻の筋肉~腸脛靭帯です

腸脛靭帯炎の症状

主に下記の症状が出ます

①太もも~膝の痛み

・押す痛み

膝の外側から膝の裏あたりを押すと痛みが出ます

・動かす痛み

膝を伸ばそうとすると膝の外側~裏側がビリッと痛みます

②太もも~膝の不安感

足を空中に浮かしながら膝を伸ばすと痛みが出そうな不安感を感じます。

上記の症状が悪化してくるとランニング中以外の日常動作で痛みが出ることもあります。

段差を超えようとしたとき、坂道を下っているとき、車から降りようと足を動かしたとき・・・

こういった動きで太ももから膝に痛みが出るようだと悪化しているサインです。

この姿勢で赤丸部分に痛みがでてませんか?

腸脛靭帯炎になる原因

腸脛靭帯炎になる原因は

・股関節、膝、足関節の変形
・オーバーユース(使いすぎ)
・ミスユース(間違った使い方)

などが考えられます。

オーバーユースの場合は「確かに使いすぎたなぁ」と本人の自覚がある場合が多いですが、ミスユースの場合本人の自覚がないのがほとんどです。間違った使い方を直せないと、マッサージや治療でケアをしてもまたすぐ痛みが出てきてしまいます。

治療をしたり練習を休んでるのに痛みが良くならない場合は体の使い方、動かし方を見直してみるのも良いかもしれません。

腸脛靭帯炎の治療法やセルフマッサージ

まずは腸脛靭帯の緊張を緩めるのが重要です。痛みが出ている場所を中心に腸脛靭帯全体をマッサージしましょう。

やり方は簡単で、おしりの外側~太ももの外側~膝の外側を円を書くように軽めに押し撫でてみましょう。

①痛いほうの膝を曲げ
②曲げた足を反対側の膝の外へ着き
③曲げた足と同じ方向へ上半身を捻ります
(左足が痛ければ左向きに体を捻る)

右足が痛む場合のストレッチ姿勢

腸脛靭帯のストレッチは筋肉が伸びていることを意識することが大事です。はじめは難しいかと思いますが何度もやって慣れていきましょう。

自分で貼る腸脛靭帯炎のテーピング

①膝を90’に曲げて膝の外側からテープを貼ります

②テープを少し引っ張りながら、太ももの外側に沿って貼っていきます

③最後はテープを引っ張らずに太ももの骨の出っ張りへ貼って終了です。

テープを引っ張りすぎると皮膚トラブルやテープはがれの原因になります。

テープを何本も貼るやり方だとサポートは強力になりますが一人で上手に貼るのは難しく、失敗するとすべてのテープが無駄になる事もあるります。まずは1本から始めてください!

さいごに

ランナー膝は練習を重ねているエリートランナーでも、走り始めたばかりの初心者さんでもどんな方にでも起こる可能性のあるケガです。

日頃のケアと無茶をしないスケジュールで楽しくラン生活を送ってくださいね!

院長である私もランニング愛好家なので、ランニングでの痛みは当院へお気軽にご相談くださいね!

ただのサポート接骨院