【頭痛持ち必見】天気が悪いと調子が悪い『天気痛』の対処法【気象病】

おはようございます。院長の只野です。

過ごしやすい時期が一瞬で終わり一気に寒くなりましたね。天気が悪い日や温度差が激しい日に頭痛・肩こり・関節痛・古傷に痛みがでる・・・。こんな経験ありませんか?それは「天気痛」かもしれません!

天気痛。キーワードは『気圧』と『自律神経』

天気と痛みの関係は昔から言われてきましが、根拠ははっきりしませんでした。

私も患者さんから「膝が痛むと天気が悪くなるのがわかるのよ~」といった話を何度か聞いたことがあります。

最近の研究で天気痛の原因が少しずつわかってきて、どうやら温度差や湿度よりも気圧の急激な変化が大きく関係しているそうです。

「天気は悪くないけれど台風の前になると調子が悪い」「高層ビルや山登りなどで高所に行くと頭痛や関節痛が出る」といった例もありますし、関連性は頷けます。

気圧の急激な変化→耳にある気圧センサーが反応→自律神経のバランスが乱れる→体調が変化して痛みを感じる
これが天気痛のメカニズムです。

「天気が悪いとカラダがあちこち痛くてだるくなるんです・・・。」

「天気のせいにするな!気合が足りてない証拠だ!」

こんな話はもうナンセンスです。

自律神経って?

『自律神経』

皆さんも聞いたことはあるのではないでしょうか。

簡単に説明すると、自律神経は交感神経副交感神経にわけられ、交感神経はカラダを興奮させる副交感神経はカラダ落ち着かせる作用があります。

自律神経

このバランスが崩れると頭痛・肩こり・腰痛・膝痛・その他体調不良の原因に大きく関わってきます。

例えば夜寝ようとしているのに部屋の電気をつけてロック音楽をガンガン流していたらすぐには寝れませんよね?(ロック聴きながらでも寝れるぜ!という人は除きます)

肩や背中の筋肉が緊張した状態で仕事を続け、帰宅してもお風呂に入らずシャワーですませ、晩御飯は食べたり食べなかったりで、寝る直前までスマホやタブレットを寝ころんだ姿勢でいじる。

これは自律神経の乱れで言う
『交感神経が働きすぎているパターン』
です。

今回の天気痛も『交感神経が働きすぎるパターン』に当てはまります。

気圧変化に負けるな!簡単セルフケア『耳マッサージ』

天気痛では、耳にある気圧センサーが反応して交感神経が働きすぎてしまい痛みを感じますが、交感神経と対をなす関係の副交感神経を優位に働きかけるようにすると痛みは感じにくくなります。

その簡単なセルフケア方法として『耳つぼマッサージ』があります。

①耳を指でつまんで上、横、下に5秒くらい軽くひっぱる

②耳を指でつまんで軽く引っ張りながら5回ほど円を描くようにまわす

③てのひらで耳を覆い、5回ほど円を描くようにまわす

④耳を折りたたむようにして5秒ほどキープする

1日2~3回程度を目安にしてマッサージを行ってみてください。

1度やっただけで症状が完全に消えるわけではありませんが、繰り返すことで症状の緩和が期待できます。是非お試しください!

さいごに・・・

生活習慣を見直しても、セルフケアをしても、自律神経の乱れを治すのは簡単ではありません。

当院ではカラダを内側からポカポカ温め、副交感神経が優位に働いてリラックスできるようなメニューを用意しております。ケガはもちろん、カラダのコンディションを整えるのも当院の得意とする所です。

天気痛でカラダが辛いかたは、まずはご相談からお気軽にお問い合わせくださいね!

参考文献:天気痛を治せば頭痛、めまい、ストレスがなくなる!/佐藤純(著)

ただのサポート接骨院