【症例紹介】踵が痛くてマッサージ?それって大丈夫?【痛風】

おはようございます!院長の只野です。

原因はわからないけどとりあえずマッサージ・・・。ちゃんとした説明がないまま治療に入る・・・。そういった接骨院が多いのも事実です。今回はそんな治療では悪化してしまう例もあるんだよ!というお話をしていこうと思います。

先日当院に来院された患者様のお話です。

50代男性の方。夜中から明け方にかけて踵(かかと)に痛みが出て、湿布を貼って様子を見ていたけれど良くならず、翌日にご来院。以前もウォーキング中に踵を痛めたことがあり、今回もそれが再発したと思った、との事。

上が患部の写真、下が痛くないほうの足です。

痛風の疑いのある踵の写真

上の写真では皮膚は赤くなっていますが、触って熱い『熱感』はありませんでした。

しかし・・・

かかとに触れた時『痛っ!!』と足を蹴り上げるほど痛がりました。

『この痛がり方はもしかして・・・。』と思って詳しく話を聞くと、尿酸値を下げるお薬を飲んでいる事がわかりました。問診表には整形外科でもらった薬じゃないから関係ないと思って書かなかった、との事。

・皮膚は赤いけれど熱はない
・尿酸値を下げる薬を飲んでいる
・触っただけでも激痛が走る

ここまで症状が出そろったら疑うしかありません。【痛風】です。

『風に触れただけでも痛む』というほどの激痛が主な症状で足の親指に出る事が多いのですが、踵や膝などに出る事もあります。

接骨院では痛風の治療はできません。そして湿布やマッサージで症状が悪化する事もあるので自分でもやらないようアドバイスして、かかりつけの病院に行ってもらうようにお話しました。

当院では『原因はわからないけれど、電気とマッサージで様子をみましょう』という施術は一切やりません。問診、検査、カウンセリングで症状と原因を探し出します。(今回の場合は問診の際に判断できればベストだったのですが・・・)

接骨院で治療できない症状だった場合でも近隣病院の紹介が可能です。気になる症状があればお気軽にご相談くださいね!

ただのサポート接骨院